Delta-sigma toolboxをGNU Octaveで動かないかなーとやってみた。
Delta-sigma toolboxとは、ΔΣADC/DACを設計する際に用いられるMatlab/Simulinkで動くツールです。ちなみに、Control system toolboxとSignal Processing Toolboxが無いと動かないし、これで係数が計算できても、すぐに回路設計に移れるわけでもないが、そもそも係数が計算できなくては、話にもならない。まあ、最初から諦めればいいよな。
会社で使えているMATLABとSimulinkは地味に高いので、優秀な人に再配置されそうな予感☆ということで、今のうちから、この手のツールになれておいて、取り上げられても色々計算できないといけないというモチベーションがあるわけです。
synthesizeNTFとrealizeNTFとscaleABCDとmapABCDとsimulateDSMとevalTFをOctaveへ移植。OctaveではControl toolboxは最低でも動くようにしておく必要がある。Octaveの伝達関数はzero-poleで覚えてないので、それでも問題ないように書き換える必要がある。あと、入力をいい加減にしてもOKな前処理ルーチンが動かないので、適当に直す。
ということで、3次・OSR64・CIFF型のスペクトラムを拝んで終了。
会社のPCに仕込もう。そうしよう。きっと仕事をしているように見えるに違いない(を
何を言っているか分からない人は、「ΔΣ型アナログ/デジタル変換器入門」丸善2007を買ってみるといい。きっとどこが入門やねん、となること請け合いである。原著はアナデバのえらい人なので、回路屋さんにはいいかも。ADCをどれ使ったらいいのかな、というのの理解が深まる可能性があるかもしれないが、谷口先生の本の方がいいかも。