■Wind synthsizer
Last update:06/11/26
■EWI(ウインドシンセ)って?
有名どころではT-SQUAREの伊東たけし氏、元スクエアのフロント陣、マイケルブレッカー氏、トムスコット氏などが演奏に用いており、独特の表現力があるシンセ音を奏でることが出来ます。
今なら10万ぐらいで一セット手に入れることが出来ます。なお中古はおすすめしません。なぜなら湿気による経年劣化が激しいからです。

メーカーは代表的なところとして、AKAI professional MI。現行機種として、EWI3020という専用コントローラとEWI3020m/3030mという専用音源があります。
音量をコントロールするブレスセンサに音程を指定するタッチセンサと口元のリップセンサ、それにグライドセンサ及びベンドアップ・ダウンのセンサが付いています。それらをアナログ信号で専用音源に転送し、音色をアナログで生成しています。ポイントは、センサが感知した内容は、ほぼ遅延時間なしに音源側にて音色・音量変化という形で現れます。
その他の選択肢としてYAMAHAのWX5というコントローラがあります。
こちらはどちらかというと生楽器の代替を狙ったもので、木管楽器としての延長線としてウインドシンセの可能性を探る場合にはこれでいいでしょう。ただし、AKAIのEWIシリーズに比べ、コントロールできる内容は狭いです。あと反応速度が遅いです。
これは音程を示すノート・キーがタッチセンサであるか、スイッチセンサであるかという違いと、そのコントローラでの信号を専用音源側に伝える通信方法に違いがあり、WXシリーズは、コントローラ側でMIDI信号まで変換させているため、EWIよりは遅延時間があります。(MIDIのシリアル通信速度以上の表現はえられません)

その人の音の表現力への渇望をベンチマークするような楽器です。いろんな意味で=■●_となる楽器です。

■当方の所持楽器とその評価
■EWI1000/EWV2000(AKAI)
Akaiの記念すべき1作目。このコントローラである、EWI1000はElectric Wood-wind Instrument
(電子の木管楽器)と言いながら、吹き込んだ息が抜けないという現実存在する木管楽器を
無視するような設計である。結果として木管楽器のシミュレートという可能性を外し、「EWI」という楽器のジャンルを作り出したのだと思う。
とりあえず、息を吹き込んで舌で吹き込み口をふさげば、確かに長時間ロングトーンは可能です。。
(音がフラットになるので逆に使えないような気がするんだけど) 音を切る時に口の横側から息を漏らすのだけど、これがなかなか微妙な味になるようです。

■EWI3000/3000m

AKAIの2作目。コントローラの息が抜けるようになり、連続的に音量・音色変化をさせ易くなり、ブレスによる表現の幅が広がったと思う。AKAIのEWIシリーズの普及機にしてEWIの代表機。現行機種のEWI3020もEWI3000の改良版にしか過ぎない(と思う)

自分で音色を作っていろいろやったけど、プリセット音に帰ってきました。最近もっぱらエフェクタで弄ることにしてます。
(NEW!)EWI3000m改造しました。リチウム電池のソケット化、電解コンデンサ貼り替え・オペアンプソケット化。音はかなり変わった気がします。もう自己満足の世界。詳細はここで。

■EWI3020
EWI3000のコントローラ代替品として注文。
EWI3000に対して、吹奏感も微妙に違うし。
いずれEWI3020mも注文する予定。

■VX600

AKAIのEWI1000に接続可能な12VCOシンセサイザ。化け物です。
EWIにつないで遊ぼうと導入したのですが、普通のシンセにつないで遊んでます。
あはは…

■WX11+WT11

Yamahaのウインドコントローラと専用音源です。コントローラは、リップセンサ、ノート・キー、音色切り替えスイッチ、音のホールドスイッチ(むりやり和音演奏)等が付いてます。

WT11の方は、YAMAHAの4OP-FM音源でシンセイサイザ用LSIのOPZが使われています。これは、1音色あたり8個の波形を持つオシレータを4つ使って変調・加算することで音色を作る音源ですが、音色の演算時間がどうもウインドコントローラの音色変化指示に付いてこない感じです。これは、当時のデジタル音源を用いるとみんな同じような感じがするんじゃないでしょうか。

FALCOMな世代の方が聞くとある種懐かしい感じの音がすると思います。

写真にWX-MIDI変換ボードと書いてありますが、それは当方がBT7を持っていないので、相当品を自作して接続した時の様子です。そのうち、小型の音源ボードをくっつけてデジタルホーン代わりにするつもりで保持してます。

■VL70m
Yamahaのウインドコントローラ専用バーチャルアコースティック(VL)音源です。DSP技術により、計算機のなかで仮想的な管楽器をシミュレートするそうで、管の中に流れる空気の流れ等から出力される波形を生成しているとカタログには有ります。
実際吹いてみると、生の音とは違うんだけど、生のような音色変化がえられて不思議な感じです。

■VZ-8m
カシオのウインドシンセ向けiPD音源モジュール。iPD音源というのはYamahaのFM音源とほぼ同じ構造を持つ音源で、Yamahaのものは周波数変調であるのに対して、カシオのiPD音源は位相変調である。はっきり言って、耳で聞く分にはあまり変わらないと思う。ただし、iPD音源は、使用できるオシレータが8個もあり、またそのオシレータの接続の自由度が高く、よりマニアックに音が作り込めます(るはずです)。ぱっとWXで演奏したり弄った感じでは、FM音源が得意とする音はカバーしている感じです。
でも、この機種も先述のWT11同様、遅延がある気がする。
ストリングス系の音色を吹くと気持ちいいかも。


■技術情報
■EWI3000m内部情報
EWI3000mを解体し、内部の使用チップとかを調査しました。こちらからどうぞ。

■EWI3000m改造
EWI3000mのリチウム電池ソケット化、オペアンプのソケット化、電解コンデンサの貼り替えを行いました。詳細はこちらからどうぞ。

■波形で見るEWI3000m
EWI3000mの波形をオシロスコープで観察してみました。波形が生きているようにうにょうにょ動くのですが、デジカメ撮影なので動く様子は見れません。こちらからどうぞ。

■デジタルホーンDH200修理記
デジタルホーンDH200を修理しました。そのメモを作成しましたので公開します。

■倉庫
ここは霧沢が適当に吹いたモノを放置する場所です。だれか伴奏用MIDIデータ作って…<ヲイ
■四季より冬
冬のやりかけ
Melody:P09 SILKY(EWI3000/3000m改)
Chord:Electric Classic Guitar(ALBERTO CANTO, CUTAWAY-THINLINE)
KORG D12で録音。EWIでもクラッシック出来るんじゃないですかね。


■みずいろ(02/05/28)
鳴る高架線のやりかけ
Melody:P12 JOEL(EWI1000/EWV2000)
Chord:PG-380(エレキギター部分のみ使用)
EWI1000&EWV2000初投入。YAMAHA R100と組合せで。

■Ys
■Open your heart(02/10/23)
EWI3000/3000m多録版
Melody:S05 Passion
SubMel:S03 Feedback
EWI3000m→KORG D12直結(内臓エフェクト使用)
PSG版Ysのオープニングです。フィーナが歌う子守唄のイメージかなぁ…?
Passionという音色はやわらかく吹くと大変面白い音色だと思います。
EWI3000mのプリセットは、VCFを上手く連動させてあると思います。吹く息に合わせて倍音成分が結構変わるので、意外と奥が深い…


■First step towards wars(02/03/18)
EWI3000/3000m多録版
例によってプリセット音色オンリー。
Bass:S08 Quack
SubMel1:S03 Feedback
SubMel2:S09 Silky/S11 BrassEns
Melody:S08 Quack

Ysでお馴染みの草原の音楽です。ドラムパート無しです。
最近Quackつー音色入れ込んでます。この音色は、EWI3000mの2系統VCOがブレスの強さによって入れ代わるときが快感。
BASS音色はもうちょっとFM変調入っているような重い音にしておけば良かったかなーとか後から後悔。
いまさらベースパートを吹き直す気にならないし。つーかですね、サブメロパートがマジで難しかったですよ…
リズム感がない男には追い掛けてくるようなパートとかはちと…(苦笑)<そもそも不向き。

■Tears of sylph(02/03/18)
EWI3000/3000m多録版
BASS:S08 QUACK
CHORD:S22 FOG SET
SUBMEL:S09 SILKY
MELODY:S23 SPARKLE
えらく短い曲で…5小節(苦笑)*6ループ。でも、5小節分の分散和音を永遠と
EWIで吹きつづけると、10小節目ぐらいで絶対間違うことを発見。基礎練習不足デスなぁ(苦笑)
そもそも分散和音させる楽器じゃないのですけど。

■The Syonin(02/03/12)
WX版
BASS:Bariton Sax
Chord1:TRUMPET1
Chord2:TROMBONE1
Chord3:Tenor Sax1
Melody:Tenor Sax2
という感じだったと思います。エフェクタとかもプリセットのままです。
WT11は音色エディットできないので…

EWI版
BASS:S04 PRICKLY
Chord1:S13 TRUMPET1
Chord2:S16 STRING
Chord3:S20 BRASSENS
Melody:S05 PASSION
KORG D12の内臓エフェクタを使っています。音色はプリセットオンリー。
S05以外ある意味使いにくい音色ばかりです(苦笑)BRASSENSなんか、どこで使うんだよ、とか個人的に思っていたのですけど
例し吹きしながら音色を選んでいったら、なぜかこれが微妙にいい感じに聞こえるので採用。

■Fountain of love(01/03/08)
-EWI3000/3000m多録版
ほとんどプリセット音色ですから、誰でも出来ます。
使った音色
Bassパート:Windy
サブメロ:Windy
メロディ:Silky
音色選ぶのが面倒臭いというわけではないのですよ。聞いているウチにどれも同じに聞こえてくるだけで(。℃=ばき!

楽譜を拡げて3時間ほどで録音(途中で雑炊食ったり、歯磨きしたり、ネット閲覧していたので実質時間は…?)
とりあえず楽譜開いていきなり録音は、失敗の山を築くことを未だに学習しないワタシ…
ドラムパート(シンセのけん盤でリアルタイム録音)バージョンも有ったのですが、余りにも悲惨な出来に却下(苦笑)
リズム感無さ過ぎだよ‥>ワタシ

■Feena(01/01/31)
Feena-EWI3000/3000m多録版
プリセット音色のみ使用。だれでもできます。
使った音色:
S02 Cat Walk
S03 Feedback
S05 Passion
S07 Brute
S08 Fantasia<使ったかどうか微妙
S09 Quack
S10 Silky<使ったかどうか微妙
S11 Flute
S12 Oboe
どこでどれを使っているのかしら〜(笑)<もう前半部はすっかり忘れ気味。
ベースまでEWIで吹いてます。ロングトーンのパッドまでEWIで吹きました。もうこの時自分はアホや!と思いました。
あと音色のS03-Feedbackなんてどこで使うんだよとか思っていましたけど、いいわこの音。

Feena-パート追加版
KORG X2プリセット:
Combi A26 Full Pipe(出だし)
Combi A17 Philarmony(すき間埋め)
KORGってアナログシンセに負けない音出すね…ビックリ。
思いっ切りレベルさげましたけど。


■ギャルゲ
夜が来る!
機材:
音源KORG 05R/W
YAMAHA WX11+WT11(MidiOUT)+EWI3000m(音色:プリセットPassion)+Maxon PS3(ギター用安物エフェクター)
ギターのエフェクターに繋いでみたら結構いい感じな音色になったので作ってみた物です。
音割れまくり(汗)



WebMaster:霧沢☆潤(Ersatz Expiators)
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